23日間の予定のインド旅行だったが、急遽予定を早め11日間で日本に帰ってきた。志半ばで帰ってきた感も少しあるので残念だが、旅行の目的である「生と死のコントラスト」と「インドの経済力」は、予想とは違う形ではあったものの、感じることが出来たので悔いはない。むしろ、嫌々インドにいるよりも残り少ない学生生活を謳歌した方が良いと思い、中国へ行くことにした。インドはクレイジーな国だった。臭い、汚いなどはある程度予想していたものの、人がとにかくしつこくて、うざかった。デリーなんかその典型で、入国後の観光客をちょろまかしてやろうというインド人ばかりだった。タクシーは目的地に行こうとせず、ひたすら「政府公認」と言い張る旅行会社に連れて行こうとし、結局、まわりを一周させられた。最後は僕がキレて助かったのだが、デリーでだまされる日本人は本当に多い。
バラナシにおいても、「生と死のコントラスト」が感じられると勇んで行ったが、一番の観光スポットである火葬場では、石を投げられそうになった。ガイドはいらないというのに執拗についてこられ、ジャイカが建てた建物に登らされた。そこで違う人にバトンタッチし、その人に「僕は、老人や貧しい子供を助けるボランティアをしている。…。だから、薪代を払ってくれ。」と言われた。あまりに高額で本当にそのお金を薪代として使っているのかどうか怪しかったので断ると、「薪代払わない。出てけー。」と言われ、出て行くと、上から危うく石を投げられそうになった。
都市ボンベイでも、タクシーのメーターは壊れていて、高額な料金を請求され、さらに同乗していた友人は、500ルピー払ったのに払っていないと言われ、そうこうしているうちに本当は400ルピーで行ける距離を2000ルピーも持っていかれた。
「インドの経済力」については、都市的な景観などを期待していたのだが、大都市ボンベイですら、日本と比較するとものすごく汚い。むしろ「インドの経済力」については、街でインド人とお金の交渉をする中で、カネに対する執着心や、組織的な手口の巧妙さに感じられた気がする。世界の金持ちトップ8に4人もインド人が入っていることが納得できる一方で、頭脳が観光客をチートすることに使われていることを残念に思った。
しかし、悪いことばかりでなく、良いこともあった。イスラエル人に教えてもらいながらガンジス川で平泳ぎが出来たし、たくさんの日本人、イギリス人、アメリカ人、そして1割のインド人と仲良くなった。ジョードプル、アグラの人は親切だったし、タージマハルはすごかったし、食事もおいしいところはあったし。
ただ、旅行の代償も大きく、追加で買った航空券600ドル、さらに、下痢で内科、変な虫刺されで皮膚科、ものもらいで眼科にも行く羽目になった。ただこの旅の経験はプライスレス…、だといーな。

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