今日はあまりに暇で実家の周りを散歩した。 田舎であんま好きな街ではないんだけど、どんなに細い道でも、どんなに汚いドブでも小さいときに一度は遊んだことがある場所であるため、一つ一つ思い出が蘇ってきて、つい感慨に耽ってしまった。 さて表題の件。
元三井物産の社員が書いた本で結構売れているっぽい。
格差社会が叫ばれる中で、富裕層について語っている点が新しい。
僕の考えとしては、機会が平等でないことは問題であるが、結果が平等でないことはしょうがないことだと思う。そうでなければ、個々人をモチベートすることは難しいだろうし。格差が固定化されてはいけないというが、今の富裕層のほとんどが成り上り(この本でいう「インテリッチ」)であることが機会の平等を暗に示しているだろう。
ま、この問題は置いておこう。
「富裕層はなぜYUCASEEに入るのか」の答えは、「今の日本社会が個人のニーズを満たしていないため」だそう。
トヨタなんかの企業は富裕層向けにレクサスを作ったりしているけど、メディアも国も富裕層のニーズを全く満たしていない。テレビなんかは大衆をメインとしたものだし、国は税金で金持ちからたくさんの金を奪おうとしている。テレビについては前々からそう思っていたが、国がそういった政策をとることは当たり前だと僕は考えていた。しかし、筆者の意見としては、グローバル化が進んだ現在だとそういった金持ちに厳しい政策をとっていくと、金持ちは海外へ逃げていくという。それで失敗した国がフランスで、逆に成功した国がシンガポールだそう。
テレビについての追加の意見としては、「貧乏人の娯楽に成り下がっている。」と言われているように、コンテンツとしての価値がないだけでなく、その間に流れるCMもほとんどが一般人向けのものだと思う。最近のCMをチェックしてみても、その多くは携帯電話、飲料水やその他消費財、大衆車など。テレビは視聴率を前提としているためしょうがない面もあるが、本来広告主にとって重要なことは、視聴率×購買力で、結局見ている人が購買までしてくれないといけない。テレビはだれでも見られるという性質上、消費財など、安価な製品が広告のメインにならざるを得ないんだろうけど、有料放送などで富裕層向けの番組があってもいいとおもう。
それにネットの世界から答えたのがYUCASEEなんだろう。
二点興味をもったことがある。
一つは、「金持ちは悪いことではない」ということ。
日本は昔から平等社会で「出る杭は打たれる」し、「嫉妬」されることも多いのだろう。だから、金持ちであることに引け目を感じる人もいるのかもしれないが、その必要はないとのこと。金持ちになることで、隣の家の人の資産が減るわけでもないし、むしろトリクルダウン効果で潤すことさえできるという。
もう一点は、「日本人は金への関わり方が下手である」ということ。
まず、一つは使い方が下手。富裕層は増加傾向にあるのにその使い方に窮している。「稼いで半人前、使って一人前」であり、ビルゲイツのように社会貢献するのも金持ちの役目だという。
もう一つは、増やし方が下手。鶏と卵の関係でいえば、給料は卵にすぎない。資産運用することで、その給料を鶏に変えなければいけない。
保守的な両親に聞かせたい。

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