商社マンを描いた、城山三郎の小説。題名とは異なり、海外赴任の辛さ、家族と離れることの辛さ、上司にごまをすらなければならない辛さなどが描かれていた。主人公と対比して、定年退職をし「毎日が日曜日」な生活を送る人物についても描かれているのだが、それはそれで、だれかに頼られることがないという辛さもあるよう。日本を支えてきた総合商社の影の部分が見られる。
商社に限らず、こういった辛さはどこの企業にもあるはず。僕自身は、就職活動時、「自らの市場価値を高めたい」という希望が強くあったが、社会人になるということは、嫌なことも受け入れるということでもあり、自分の希望を押し通すだけというわけにはいかないだろう。三年以内に三割の新入社員が辞めると言わているが、「石の上にも三年」、少なくとも10年間はどんなことがあっても、下積みを続けることをここに誓いたい笑。

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