
ハワイの行きの飛行機で読んだ。
僕の好きな番組「プロフェッショナル」の司会者、茂木さんの本。
全体的には、アハ体験(創造性)が起こる脳の仕組みを分かりやすく説明したもの。
冒頭のアハピクチャーはなかなか難しかったが、分かった瞬間はやはりすっきりする。
二つのことが印象に残った。
一つは退屈がひらめきを生むということ。
退屈というのは大抵悪いことにのように考えられるが、普段いる何気ない場所で何気ないことをすることがひらめきにつながるという。気分転換のために見知らぬ場所にこもると、かえって頭に入ってくる情報は増えるのでよくない。そもそも、何もしないことはあっても、何も考えないということはできないのだから、退屈な方がひらめきが生まれるというのは当然といえば当然か。
もう一つは、正確すぎる記憶には欠点があるということ。
人間の記憶というのはコンピューターとは異なり、常に編集し続けている。だからこそ、編集から意味を見出し、ひらめくことができるということ。一方、天才的な記憶力を持つ人には、この編集力が欠けているという。つまり、「記憶」と「ひらめき(編集したことから得られる)」はトレードオフ関係にあるかもしれないとのこと。古代の人の描いた絵や自閉症の人の記憶力を挙げ説明していた。
人の顔は○と横棒と点さえあれば、ある程度表現できるが、これは編集力の賜物であり、古代の人間は記憶力があるが故こういった捉え方ができなかったのかもしれない。

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